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{( private ( ) public )}

インスタレーション サイズ可変

制作:2011年12月

素材:4人分がくっついたようなバスタブ/バスタブに漂う4人のためいき/それに呼応する4つの浴室照明/シャワーヘッド4つに対しハンドルが1セットのみ/シャワーヘッド1つに対しハンドルが4セットも/縦に重なった透明な顔型のバスタブ/1カ所の排水口の上に吊るされた4つの水栓

発表:2011年12月『{( private ( ) public )}』PANTOGRAPH(神奈川県横浜市)>>_Place_Place's Blog

友人とのハウスシェアを長年続ける中で、自分の領域と人の領域、共有している領域について意識的に考えるようになりました。領域は空間だけではなく、時間や、人間関係によって流動的に変化し、その捉え方も人により様々です。
バスルームはハウスシェアにおいて、誰でもいつでも使えるパブリックな空間でありながら、使うときにはプライベートな空間に変化します。そして時には、そんなごくごくプライベートな時間を誰かと共有することもあります。パブリックな一つの空間に、時間軸で重なっていくプライベート。日々の中で感じる人との境界線の曖昧さを、バスルームという小さな空間に重ね合わせてみようと考えました。
展覧会タイトル中央の ( ) は、private と public が重なった部分です。
はっきりと線引きのできないパブリックとプライベートの間を作品化しました。

また、この作品はPANTOGRAPH(横浜)で開催した同タイトルの個展におけるメイン作品であり、個展時には展覧会記念品として作品の一部でもある石鹸{( bubble ( brain ) wash )}を販売しました。また会場付随の喫茶店「コマドリ」へのいざないとして、排水溝を使用した手描きコースターづくりブースを設置し、喫茶店にも小品{( 排水溝 ( ) 排水口 )}を展示しました。

all photo by PANTOGRAPH